「歯」や「腸」が認知症の原因になることを知っていますか?

認知症予防研究協会の山根です。

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さて、あなたがいつまでも聡明な毎日を送りたいと思ったら、
ぜひ念入りに手入れした方が良い体の部位があります。

それは「歯」です。

なぜなら歯周病の人は、認知症発症のリスクが
高まることが分かっているからです。

なぜ歯が悪いと認知症になりやすいのか?

前回、アミロイドβ(ベータ)という脳のゴミが
認知症の大きな原因の一つであると言いました。

ではこのアミロイドβはどうして
溜まってしまうのでしょうか?

その原因の一つに、実は"脳の炎症"が関わっています。

アルツハイマー病で亡くなった患者の脳を解剖すると、
そこには本来脳に存在するはずのない、
様々な病原体がひしめいています。

口内のバクテリア、
顔や唇のヘルペス、
鼻から入り込んだカビ、
ダニがもたらすボレリアなど。

病原体や有害物質が侵入した時、
脳はこれらを排除するために炎症を起こし、
それに伴って脳のゴミ"アミロイドβ"を分泌します。

アミロイドβは病原体だけでなく、
正常な神経細胞までも死滅させてしまいます。

つまり歯周病のバクテリアは、
アルツハイマー病を悪化させる原因の一つなのです。

 

2018年に、国立長寿医療研究センター、
名古屋市立大学などの研究グループが、
以下のような実験を行なっています。

アルツハイマー病のマウスに歯周病菌を感染させ、
歯周病ではないアルツハイマー病のマウスの脳と比較しました。

5週間後、歯周病のマウスは、
記憶をつかさどる海馬でアミロイドβの量が
約1・4倍に増えていました。

さらに、記憶学習能力を調べる実験でも、
歯周病のマウスは認知機能が低下していました。

 

では、なぜ本来口の中にしかいないバクテリアが
脳に侵入してしまうのでしょうか?

通常であれば、私たちの脳の血管には
「血液脳関門」というバリアがあり、
これが有害物質の侵入を防いでくれます。

しかし、口内に関わらず、
私たちの体のどこかで炎症が起きると、
血流内でサイトカインという物質が増加します。

このサイトカインという物質に長期間さらされると、
血液脳関門には穴が開いてしまうのです。

炎症が短期間で治まればいいのですが、
歯周病などを放置している人は、
何年・何十年と炎症が持続することになります。

そうなれば血液脳関門が破られ、
病原体などが続々と脳に流入し始めます。

結果、脳もまた炎症状態になり、
アミロイドβは分泌され続け、
アルツハイマー病が加速してしまう・・・
という仕組みです。

 

ちなみに広島大学では、
「よく物を噛めるマウス」と、
「歯がなく柔らかいものしか口にできないマウス」とを
比較する研究が行われています。

結果、歯のないマウスには、
アミロイドβがより多く蓄積していたことが
明らかになっています。

物をよく噛んで食べられなくなると、
咀嚼による脳の中枢神経への刺激が減り、
それだけ認知症が起こりやすくなるのです。

認知症を予防するために、
日頃から歯のお手入れは怠らないようにしましょう。

 

PS.

歯の他に、もう一つ認知症の原因に
なりやすい体の部位があります。

それが"腸"です。

一見脳と腸は何の関係もなさそうに見えますが、
腸が悪い人は認知症になりやすいことが分かっています。

こちらも詳しくは書籍に書いていますので、
そちらをお読みいただければと思います。

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