認知症協会の山根です。

今日も若々しい脳を保つ秘訣を学んでいきましょう。
書籍の中で、認知症予防に有効な成分を多数ご紹介しました。
そして、それらの成分を手軽にまとめて摂取していただける、
認知症協会監修のサプリメントも
前回ご紹介させていただきました。
※前回記事「認知症予防サプリはこれひとつ飲んでおけば十分です」
https://ninchiyobou.net/complete/ofe
今回からはそれらの成分を少し掘り下げてみます。
なぜ認知症研究の世界で、
今それらの成分が大注目されているのでしょうか?
○ホスファチジルセリン
脳に良いと言われる成分は数多くありますが、
その中でも特にオススメなものがひとつあります。
それがホスファチジルセリンです。
人間の体は数えきれないほどの細胞からできており、
細胞同士の間には、細胞膜と呼ばれる薄い膜があります。
ホスファチジルセリンはその
細胞膜を構成する物質のひとつです。
特に脳の神経細胞に多く含まれ、
アルツハイマー病にも深い関わりがあることが判明しています。
日本テレビの「世界一受けたい授業」という番組で、
「脳を活性化させる驚きの食品、ブレインフーズ(脳の食べ物)」
と紹介されたことでも、一躍話題になりました。
被験者がホスファチジルセリン300mgを
12週間摂取したところ、
脳年齢が12.3歳若返った実験データも示されました。
なぜホスファチジルセリンをとると脳が若返るのでしょうか。
それは脳の細胞膜をやわらかく保つはたらきがあるからです。
もともと細胞膜は、有害物質が細胞内に入るのを防ぐ、
フィルターの役目があります。
しかし、細胞膜は年をとるにつれて硬くなり、
徐々に必要な栄養素や酸素まで脳細胞に届かなくなります。
さらに、脳内の老廃物の排出もうまくいかなくなります。
アルツハイマー病の原因は、
アミロイドβというゴミの蓄積によるものでした。
脳の細胞膜が硬くなってしまうと、
アミロイドβの排出がうまくいかず、
蓄積が加速してしまいます。
ホスファチジルセリンはこの細胞膜を
柔らかくする作用があります。
細胞膜が柔らかくなれば、
脳に十分に栄養や酸素が供給され、
アミロイドβは速やかに血管を通って
排出されるようになります。
その結果、若い頃のように綺麗な脳が保たれ、
認知症を発症しにくくなるのです。
ホスファチジルセリンの研究は世界中で行われ、
アメリカではすでに認知症の進行を
食い止める成分として広く普及しています。
副作用の報告もなく、
安心して摂取することのできる成分です。
また、ホスファチジルセリンのその他の効能として、
以下のようなものもあります。
・頭の回転を早める
脳の細胞は、神経を伝って情報を行き来させることで、
私たちに様々な感覚を伝えています。
そして情報を行き来させるには、
神経と神経の間に、情報の発信部と受信部、
つまりアンテナのようなものが必要です。
これがシナプスです。
ホスファチジルセリンの多い脳の細胞では、
シナプスの働きが強化され、
より多くの情報を伝達できるため、
頭の回転が速くなるといわれています。
実際にホスファチジルセリンは
受験生などの勉強サプリの成分としても有名です。
・脳梗塞の予防
ホスファチジルセリンによって細胞膜が柔らかくなると、
脳の血流も改善されます。
その結果、血管内の血栓などもできにくくなりますので、
脳梗塞の予防にも一定の効果があると考えられています。
・ストレスによる不安をやわらげる効果
あまり知られていませんが、
ストレスも認知症の原因の一つになります。
ストレス状態が長く続くと、
ホルモン・コルチゾールという物質が増加し、
これがイライラや不安を引き起こします。
ホスファチジルセリンはこの
ホルモン・コルチゾールを抑制する働きがあります。
・ホスファチジルセリンの効能一覧
記憶力の向上
判断力の向上
集中力の向上
アルツハイマー病の改善
記憶障害の予防と改善
不眠の解消
鬱状態・無気力の改善
・ホスファチジルセリンの摂取方法
ホスファチジルセリンの含有量が多い食品は大豆ですが、
その割合は0.003%程度。
そのため、十分な量を摂取しようと思ったら、
毎日納豆100パック近い量の大豆を食べなければなりません。
おそらくこれは普通の人には難しいため、
サプリメントでの摂取をお勧めします。
先日ご案内した認知症協会監修のサプリメント、
「アルツブロック」も、このホスファチジルセリンを
主力成分のひとつとしています。
https://tokyo-pharma.jp/monitor2/
(現在30日分を無料でお求めいただけます)
その他、ヘリセノン、アミロバン、フェルラ酸、
イチョウ葉エキス、コリン、DHA・EPAなど、
他の有効成分もまとめて摂取が可能です。
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