認知症予防には、運動や睡眠よりも○○が大事

認知症予防研究協会の山根です。

 

先日は書籍をご請求いただきありがとうございました。

オンライン版の公開は期間限定となっております。

ぜひ早めにお読みになってみてくださいね。

 

認知症は予防不可能な病気?

「認知症は不治の病」

「アルツハイマー病になったらいっかんの終わり」

「できることはアリセプトなどの薬剤を使って
わずかに進行を遅らせることだけ……」

このような話をあなたも聞いたことがあるかもしれません。

長い間、それらは認知症に関する当然の常識として語られてきました。

しかし、このような定説に今、大きな変化が起きています。

 

きっかけは2012年。

アメリカをはじめとする世界中の研究機関が
協力して行なった、ダイアン研究です。

この研究によって、認知症の一つの大きな原因が、
「アミロイドβ(ベータ)」と呼ばれる
異常たんぱく質であることが特定されたのです。

 

アミロイドβが認知症の原因なのではないか、
という仮説は以前からありました。

アルツハイマー病で亡くなった方の脳を解剖すると、
その表面は高い確率で、ベトベトした粘着性の物質、
アミロイドβに覆われていたのです。

これは加齢によって脳に溜まりやすくなる、
いわば「脳のゴミ」です。

しかし、それがどのようにアルツハイマー病の
発症や進行に関わっているのかまでは
解明できていませんでした。

 


ダイアン研究では、
アルツハイマー病の遺伝子を持つ人たちを集め、
まだ症状が発生していない超早期の段階から、
その脳の変化を詳細に観察し続けました。

これにより、アミロイドβが脳の神経細胞を
破壊していく仕組みが解明されました。

そして驚くべきことに、このアミロイドβは、
早い人で発症の25年以上も前から蓄積が始まっていたのです。

 

つまりどういうことかというと、

「人やものの名前が出てこなくなった」
「もの忘れやうっかりミスが増えた」
「同じことを何度も言ったり聞いたりするようになった」

このような、これまで認知症の初期段階と思われていたものは、
実は20年以上もの長い歳月をかけて静かに進行し、
ついに表面化した、アルツハイマー病の
かなり後期の段階である可能性があるのです( ! )。

この場合、予防・改善に取り組むタイミングとしては、
まさにギリギリと言えるでしょう。

人によってアミロイドβの溜まりやすさが違う?

アミロイドβの溜まりやすさは、人によって違います。

早い人は50代、60代で認知症が始まってしまう人もいますし、
90歳を超えても聡明な記憶力を保ったままの人もいます。

もちろん遺伝の影響もありますが、
日本人のアルツハイマー病に関しては、99%が孤発性。

つまり遺伝とは無関係に発症しています。

じゃあ何が違いをもたらすかというと、
おおむね40代以降の生活習慣が、
その後の認知症の進行スピードに
大きな影響を及ぼすことが分かっています。

 

特に重要なのは「食」です。

日々の食事が脳に大きな影響を及ぼすことを
否定する医者や研究者はいません。

私たちの脳は、私たちが食べたものによって作られるからです。
 
たとえば、脳の60%は脂肪です。

私たちが質の悪い油をとり続ければ、
脳は質の悪い(=伝達の遅い)脂肪に置き換えられていきます。

私たちが質の良い油をとり続ければ、
脳は質の良い(=伝達の速い)脂肪に置き換えられていきます。

特定の食べ物を積極的に食べたり、
避けたりすることで、
認知症の症状が和らいだり、
進行が遅くなったりすることは、
多くの臨床試験によって証明されています。

食事は認知症予防にとって、
運動や睡眠よりもはるかに重要な要素なのです。

 

認知症研究の第一人者、ブレデセン博士によれば、
人は誰でも40代を超えたら、
認知症の予防に取り組むべきだといいます。

彼が2014年に発表した論文によれば、
食事・運動・睡眠のバランスを整えることによって、
初期アルツハイマー病患者の
9割が改善に成功したそうです。

彼の患者は現時点ですでに500名以上が改善しています。

早期に対策すれば、認知症は今や予防・改善できる病気です。

しかし手遅れになるまで放置してしまっては、完全回復することは難しくなります。

 

今回送りする「認知症にならない最強の食事」では、
最新研究の結果分かった、認知症になりやすい食べ物・
認知症を防ぐ食べ物などをご紹介しています。

聡明さを失わず、大切な人に介護の負担をかけず、
自立した長い人生を楽しむためにも、
ぜひ日々の生活に取り入れていただければと思います。

 

PS.

私が20代の時、私の祖父はアルツハイマー病を発症し、
それが原因で74歳で亡くなりました。

ひ孫を見るまで生きるのが目標と言っていた祖父。

結局その目標が叶うことはありませんでした。
 
今思い起こせば、予兆はあったのです。

我が家の近所には、車が何百台もとめられるような
大型のスーパーがありました。

祖父もよくそこで買い物をしていたのですが、
70歳手前くらいから、簡単な買い物に
やたらと時間がかかるようになりました。

広いスーパーで、いったい何を買いに来たのか、
祖父は毎回忘れてしまうのです。

さらに、広大な駐車場で、自分の車をどこに駐車したか
わからなくなってしまうのです。

何時間も店内や駐車場をさまよった挙句、
疲れ果てて私たちの家に電話してくることもしばしばでした。
(その度に母が迎えに行きました)

 

また、こんなこともありました。

私たち家族がいつものように
居間で食事をしながら団欒していると、
先に風呂に入ったはずの祖父の悲鳴が聞こえてきました。

私たちが慌てて風呂場へ向かうと、
脱衣場に服を着たままのびしょ濡れの祖父が立っていて、
禿げた頭をさすりながら、

「ワシ、服を脱ぐのを忘れて湯をかぶった。アホじゃのー」

と笑っていました。

私たちもつられて笑いましたが、私は子供ながらに、
「祖父はボケ始めたのではないか」
と不安になったことを覚えています。

 

私が高校生くらいの頃から、
祖父の症状は急速に悪くなりました。

玄関やトイレの場所がわからないと、
住み慣れた家の中をウロウロするようになりました。

とうの昔に退職した会社にひょっこり現れて、
私たちの家に電話がかかってくることもありました。

人のものを自分のものだと言い張り、
よく他人とトラブルになりました。

 

ようやく家族が祖父を病院に連れて行った時、
祖父の脳はすでにボロボロでした。

現在のように認知症の原因もよくわかっていなかったため、
ほとんど手の施しようがありませんでした。

祖父はすぐに寝たきりになりました。

思い出と幻の世界を数年生き、そのまま息を引き取りました。
 
 
祖父の死から5年後、私は子供を授かりました。

アルツハイマー病を予防できていれば、
祖父は念願のひ孫をその腕に
抱くことができたかもしれないと思うと、
私は無念な気持ちになります。

そして、この無念は未来にも続きます。

書籍でも触れましたが、アルツハイマー病は遺伝します。

私はその遺伝子から、アルツハイマー病を
発症する可能性が高いと言われました。

事実、祖父以外にも、多くの親族に認知症の傾向が見られます。

つまり私自身もアルツハイマー病になる
「宿命」を負った人間なのです。

そしてもしかすると、私の息子もこの
「宿命」を負っているのかもしれません。

私はこの一族の宿命をなんとしても断ち切るため、
アルツハイマー病と向き合って来ました。

アルツハイマー病で悲しむ人たちを1人でも減らすこと。

それが私の使命だと考えています。

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引き続き認知症に関する真実をお伝えしていきます。

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