ニュース

【開催レポート】世界アルツハイマーデー記念 武豊町セミナーを開催しました

2025年9月21日 愛知県知多郡武豊町

2025年9月21日、世界アルツハイマーデーに合わせて、愛知県知多郡武豊町にて「認知症を知る講演会」を開催いたしました。 主催は武豊町・武豊町地域包括支援センターのみなさま、協力は武豊町福祉課のみなさま。認知症協会から山根一彦が講師を務め、 400名を超える参加者にお集まりいただきました。

当日は光栄にも武豊町長に開会のご挨拶をいただき、会場は温かい雰囲気と期待感に包まれました。 その後の講演は2時間にわたり進められましたが、「あっという間だった」とのお声を多くいただき、 大変盛況のうちに幕を閉じました。

講演の内容

講演は3部構成で行われました。

  1. なぜ認知症になるのか
    認知症の基本的な仕組みや種類について解説し、正しい理解の大切さをお伝えしました。
  2. 薬に頼らず脳を守る7つの生活習慣
    食事・栄養・毒素・睡眠・ストレス・運動・脳への刺激の7つを柱に、すぐに取り入れられる具体的な方法をご紹介しました。 特に「具体的な食事の内容や食べ方」や「運動と睡眠の考え方」など、日常に落とし込めるポイントが多くの関心を集めました。
  3. もし家族が認知症になったら
    介護保険制度や財産管理、住環境の整備といった実務的な備えに加え、「ユマニチュード」のケア技法など、 人を尊重した接し方の大切さをお伝えしました。

さらに、今年の世界アルツハイマーデーのテーマ “Ask about Dementia. Ask about Alzheimer’s” に触れ、対話や質問を通じて理解を深め、早期診断と支援につなげる重要性が強調されました。

会場の様子

会場では、地域包括支援センターや福祉課の職員の方々、そして多くのスタッフの皆さまの細やかな準備・運営により、 安心して学べる雰囲気が整えられていました。

参加者からは、

  • 「今日から生活に取り入れたい」
  • 「家族と一緒に予防に取り組みたい」
  • 「地域で支え合うことの大切さを実感した」

といった声が多く寄せられました。終始、笑顔と拍手に包まれた会場には、 高齢化が進む中でも未来への希望を感じる温かな空気が満ちていました。

認知症協会からのメッセージ

このたびの開催にご尽力いただいた武豊町、地域包括支援センター、福祉課、そしてご参加くださった皆さまに心より感謝申し上げます。

認知症協会では、今後も全国各地で、自治体・企業・学校・医療介護機関などを対象に、 認知症の正しい理解と予防を広める講演・研修を行ってまいります。

セミナーや講演のご依頼も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

📌 主催:武豊町・武豊町地域包括支援センター
📌 協力:武豊町 福祉課
📌 講師:一般社団法人 認知症協会 山根一彦

👉 次回のセミナーもどうぞご期待ください!

  • この記事を書いた人

山根一彦 医学博士

一般社団法人認知症協会理事。徳島大学大学院医科学教育学部卒。医学博士。 生体防御・感染症代謝を専門とし、ミトコンドリアの活性化、インフルエンザの重症化等を研究。第一三共ヘルスケア株式会社、SBIアラプロモ株式会社など、複数の大手製薬企業で商品の開発・改良に参加。知財として価値の高い複数の特許を取得。 2017年、認知症協会理事に就任。以後、認知症予防に関する講演・執筆活動を行う。2018年より一般の読者向けに無料メール(LINE)マガジンを開始し、現在の購読者は80,000人超え。著書「認知症にならない最強の食事」。

-ニュース

© 2020 認知症協会 All Right Reserved.