認知症の基礎知識

認知症予防に繋がる確実な方法はあるか?認知症予防の真実とは?

認知症にならない確実な方法はあるのか?

いきなり結論ですが、現時点で

これをすれば認知症予防になる、とか

これを飲めば認知症予防になる、などの

脳トレや食事やサプリメントはいろいろありますが、

医学的に予防効果が実証されているものはありません。

認知症そのものも、医薬品でも進行を遅らせることはできますが、根治はできません。

予防効果が実証されていないですが、巷には認知症予防を謳った商品がひしめいています。

それではこれらは全て詐欺商品でしょうか?

認知症の発症を遅らせることはできる

私たち認知症協会ではまず第一に、

認知症の発症は遅らせることができる、と考えています。

その方法は一つ一つ精査が必要ですが、

認知症の元になるのは生活環境であったり食生活、遺伝、趣味趣向、持病と多岐に渡ると考えられていますので、

元を正すような方法を行えば、結果として認知症の発症を遅らせることができるというシンプルな考え方です。

認知症の発症メカニズムは全てではないですが、一部わかっています。

認知症の発症した結果の脳の状態もわかっています。

認知症になりやすい人の特徴もわかっています。

参考記事↓↓

あなたは大丈夫?認知症になりやすい人はどんな人??その①

あなたは大丈夫?認知症になりやすい人はどんな人??その②

ですので、認知症になりやすい人の特徴にあてはまらないようにすることが予防になると考えているのです。

そういう観点で見れば、

サプリメントも、脳トレも、運動も、食事も、認知症になりにくくするものはあると考えます。

アメリカのアルツハイマー協会のホームページにも、

「心臓に良いことは脳に良い」

と書かれているように、健やかな毎日を送ることが脳に良いことは明らかです。

認知症予防協会では、世の中に出ている認知症予防を目的とした製品を精査していく活動もしております。

認証審査を通過した製品には、DPR認証製品として表示することになっています。

1日も早くよりよりものを選んで実践していただけるようにご活用ください。

  • この記事を書いた人

山根一彦 医学博士

一般社団法人認知症協会理事。徳島大学大学院医科学教育学部卒。医学博士。 生体防御・感染症代謝を専門とし、ミトコンドリアの活性化、インフルエンザの重症化等を研究。第一三共ヘルスケア株式会社、SBIアラプロモ株式会社など、複数の大手製薬企業で商品の開発・改良に参加。知財として価値の高い複数の特許を取得。 2017年、認知症協会理事に就任。以後、認知症予防に関する講演・執筆活動を行う。2018年より一般の読者向けに無料メール(LINE)マガジンを開始し、現在の購読者は80,000人超え。著書「認知症にならない最強の食事」。

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