認知症の危険因子 認知症についての理論

あなたは大丈夫?認知症になりやすい人はどんな人??その②

認知症になりやすい人には傾向がある

あなたは大丈夫?認知症になりやすい人はどんな人??その①では、

生活習慣病等の基礎疾患がある人を中心に認知症のリスクを書きました。

糖尿病、高血圧や高脂血漿だと認知症になるリスクがかなり高くなります。

さらに心疾患がある人や喫煙習慣も認知症の発症リスクをあげることになります。

認知症予防研究会ではアルツハイマー病の克服方法を、

STEP1

アミロイドβを生み出している原因である炎症や酸化、栄養不足を一つ一つ克服し、

脳内環境を整備する。

STEP2

脳内に蓄積したアミロイドβを排出し、すでに始まっている炎症を鎮める。

STEP3

破壊されたシナプスを修復し、たっぷりと栄養を与えて成長させる。

この3段階として考えてきました。

ただし予防という観点で見ると、アミロイドβができる前からの対策が必要不可欠です。

すなわち、アミロイドβができる前からSTEP3を実践することに他なりません。

そのためには、もちろん生活習慣病になるような生活習慣は改めなければなりませんし、

禁煙もすべきです。

しかしそれよりももっと根本的かつ認知症予防に効果的なのは、

日々の食事と、意欲のある気持ちである、

と考えています。

そこから考えてみると認知症になりやすい人というのが逆に見えてきます。


家族や友人との会話が少ない

対人関係とは時に悩ましいですが、適度な緊張感でおしゃべりをすることは大事です。

普段から家族や友人との会話が少ないと脳も刺激がありません。

刺激がないと神経細胞は成長せず、むしろ退化します。

家族との会話が少ないと軽度認知障害を客観的に見てもらえる機会も失うことになります。

あまり外出しない

外出は意欲の表れです。

そもそも考える行為そのものが脳を刺激します。

外の情報を頭に入れることはそれだけ脳の情報処理能力を使うことになります。

外出が億劫になればそれだけ脳を刺激する機会を損失します。

もちろん適度な運動にもなります。

外出がめんどうで、家ではゴロゴロ寝てテレビをぼーっと見る生活は要注意です。

趣味、熱中することがない

よく仕事人間だった方が、定年を迎えて隠居生活をするといきなり老け込んでしまったり、

認知症を発症するケースが見られます。

執着心があったり、頑張れば頑張るだけ成果が目に見えるような趣味や、

新しいビジネス等に意欲的であれば、それだけ脳は回転していますので、

認知症になりにくい脳になっていると言えるでしょう。

熱中できる趣味がない方は熱中できることを見つけるべきでしょう。

全てに無頓着

今日が西暦何年の何月何日かすぐ答えられますか?

財布の中にいくら入っているか把握してますか?

昨日は何をしたか思い出せますか?

子供や孫の誕生日覚えていますか?

などなど、いくらでも質問はできますが、

質問に全く答えが浮かばないほど、日々の生活や周りの方に無関心な方は要注意です。

なんでもいいので興味を持つことは大切です。

意識的に何かを覚えようとしてみましょう。


思い立ったらすぐ行動

思い当たる方はいませんでしょうか?

上記の特徴はほんの一例ではありますが、

要は、

日々を興味を持ってあれこれ考えて健やかに過ごすこと

これが基本になってきます。

脳に刺激を与える方法はいくらでもあります。

まず人生を楽しみましょう。

認知症に対して恐怖を持って日々過ごすより、

たとえ認知症になったとしても笑って過ごせるように知識をつけ、

楽しい毎日を過ごしましょう。


認知症を防ぐ食事について詳しく学んでみませんか?

  • この記事を書いた人

山根一彦 医学博士

一般社団法人認知症協会理事。徳島大学大学院医科学教育学部卒。医学博士。 生体防御・感染症代謝を専門とし、ミトコンドリアの活性化、インフルエンザの重症化等を研究。第一三共ヘルスケア株式会社、SBIアラプロモ株式会社など、複数の大手製薬企業で商品の開発・改良に参加。知財として価値の高い複数の特許を取得。 2017年、認知症協会理事に就任。以後、認知症予防に関する講演・執筆活動を行う。2018年より一般の読者向けに無料メール(LINE)マガジンを開始し、現在の購読者は80,000人超え。著書「認知症にならない最強の食事」。

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