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熱中症だと思ったら脳梗塞?!夏は認知症の発症を招く季節?

隠れ脳梗塞は認知症の原因になる。

5月も終わりに近づいていますが、今年は6月も暑い日々が続くとの予想がされています。

熱中症の患者さんも急激に増えていくこの季節ですが、熱中症だと思った症状が実は脳梗塞だった、という話がよくあります。

脳梗塞は脳血管性認知症を引き起こすイベントですので、熱中症との見極めにその対策が必要です。

夏の脳梗塞にご用心

これからの季節、暑い時期に体の違和感を感じることがあります。

熱中症を疑うのが普通ですが、「もしかしたら脳梗塞かも?」という思考を持つのも重要だと考えられます。

季節による脳梗塞の発症の差は?

脳血管性認知症の原因となる脳卒中の中でも、例えば「脳出血」は血圧の急な上昇により血管が破裂することで起こります。

よって寒暖差等が大きく、血圧変動が大きい冬に多くなります。

夏は血圧も低くなることは、毎日血圧を測定している方は感じているかと思います。

脳梗塞も高血圧はリスク要因ですが、急な変動よりも、高血圧の状態が長時間続くことが問題です。

その他、糖尿病などの生活習慣病や、喫煙、不整脈、その他の危険因子についても持続的な状態の方が脳梗塞の発症に影響するため、季節差はあまり見られないと考えられています。

夏は”隠れ脳梗塞”に注意

脳梗塞の症状は、すべて急に激しい症状が出るとは限りません。

脳梗塞が起こっても軽症から重症まで病態は様々で、軽症の場合は「なんかおかしいな?」と感じる程度の場合もあります。

具体的な脳梗塞の症状として、

・半身麻痺

・脱力

・しびれ

・ろれつが回らない

がありますが、これは熱中症でも見られる症状です。

つまりは、症状が軽い脳梗塞が起こっているにも関わらず、熱中症だと思い込んで休んでしまい、発見が遅れることがある、ということです。

脱水や血圧の低下は脳梗塞の発症を呼ぶ

脱水になると血液が濃くなるので、首や脳の動脈、心臓内で血栓ができやすくなります。

もちろん血圧が低下すると脳の細い血管に血液を送る力が弱くなるので、血液が末端の細い血管まで行かず、血管が詰まることもあります。

夏は脱水や血圧低下から脳梗塞へと発展する危険性があることを認識しましょう。

何かおかしいと思ったらチェックすること

軽症の脳梗塞を見逃さないために、「何かおかしい」と思ったらチェックをすることが大切です。

以下のチェック項目(FASTチェック)と血圧測定で調べましょう。

〜FASTチェック〜

・Face(顔)

鏡に向かって笑ってみる。「イー」と言ってみる。

口や顔の片側が歪んだり、下がる場合は脳梗塞を疑う。

・Arm(腕)

目を閉じて手のひらを上に向けて両腕を前に伸ばす。

片方の腕が下がったり、手のひらが内側に向いたりする場合は、脳梗塞を疑う。

・Speech(言葉)

短い文を繰り返し言ってみる。

ろれつが回らない

言葉が出ない場合は脳梗塞を疑う。

上記のサインが1つでもみられたら、

・Time(時間)

症状が起きた時刻を確認して、すぐに救急車を呼びましょう。

〜血圧測定〜

脳梗塞を起こした直後は血圧が上がることが多い一方、熱中症では血管あ拡張するので血圧は普段より低くなることが多いです。

症状が消えても油断できない脳梗塞

脳梗塞が疑われる症状が現れても24時間以内に自然と症状が消えることがあります。

これは、一過性脳虚血発作(TIA)といわれていて、脳梗塞の前触れとされています。

TIAが起こると、3ヶ月以内に15〜20%の人が脳梗塞を発症し、そのうち半数が48時間以内に脳梗塞が起こるとされています。

本格的な脳梗塞を防ぐには、症状が消えても安心せずにできるだけ早く受診することが大切です。


脳梗塞は脳血管性認知症のきっかけになります。

熱中症がクローズアップされる夏ですが、脳梗塞の危険性も注意してサマーライフを楽しみましょう。

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