認知症を防ぐ生活習慣は40代から、が常識に。
12月25日付けの東洋経済ONLINEにも掲載されていましたが、
”40代から始める認知症を防ぐための生活習慣”
が話題になっています。
最新の研究によると、認知症を起こす原因の6割以上を占めるアルツハイマー病は、食事や運動、睡眠といった生活習慣を40代から見直し、必要なサプリを補うことなどで、予防できる人が多いという。さらに、認知機能を維持するために食べるべき食品、避けるべき食品も明らかになった。(2018/2/17東洋経済ONLINE)
認知症協会でも著書、認知症にならない脳の作り方で
予防の方法と具体的な食品を抜粋して書いています。
期間限定無料でダウンローロード可能ですので
ぜひご覧ください。
アルツハイマー病の要因は1つや2つではない!
最近の研究では、アルツハイマー病には36の要因があることがわかってきたそうです。
本来はもっとあると予想されますが、36でもかなりの数です。
この36という数は、脳神経の増減に伴う代謝バランスを調節する因子であります。
アメリカで認知症から多くの患者を救ってきたデール・プレデセン医師は、この36の因子について、
アルツハイマー病患者の脳は、『36個の穴が空いた屋根』のようだ
と語っています。
1つ直しただけではまだ35も穴がある。しかも人によって穴の大きも数も変わってくる。
要は、一人一人に合った治療が必要だということです。
1種類の薬が埋める穴はせいぜい1つか2つ。
どれか1つだけの治療では間に合わない。
様々な角度からその人に合った包括的な治療を集中的に行うべき、というのが常識になりつつあります。
包括的な治療とは、飲む薬剤から食べる食材、運動や睡眠、栄養を補うサプリメント、ストレス対策など多岐に渡ります。
治療効果の高い包括的治療プログラム『リコード法』の考え方
実際にこの治療プログラムはデール・プレデセン医師によって提唱され、
『リコード法』という治療プラグラムとして実践されています。
リコード法は、様々な方向から包括的に治療するプログラムで、患者1人1人に合わせたオーダーメイド治療と言えます。
このリコード法については、別の記事で詳しく記しますが、
日本ではまだリコード法を取り入れている施設は少ないのが実情です。
そしてこれはもちろん予防にも応用できます。
リコード法での食事、運動、ストレス、睡眠やサプリメントに対する考え方は、
実践するのが早すぎる、というものはありません。
むしろ発病前から、知った時から、若い時から実践することで将来的な認知症のリスクを大きく下げることができます。
タバコを吸えば肺が黒くなる、塩分を多くとれば血圧が高くなる、
毎日カロリーを多く摂り過ぎれば肥満になる、
それは当たり前となっています。
では、タバコをずっと吸わなかったら?
塩分を抑えた食事をずっとしなければ?
カロリー控えめで白砂糖を色のついた砂糖に変えれば?
病気のリスクは大幅に下がることは想像できるかと思います。
もちろん遺伝やストレス、環境もあります。
これらをうまく発散、転換していくことも認知症予防には欠かせません。
残念ながら、これさえすればいい、というものは今の所はありません。
しかし、36の穴を開けないような習慣や、認知機能を改善する食材や成分は明らかになってきたので、それらをいくつも取り入れることは可能になっています。
認知症予防は今を健康に生きることに他なりませんので、
いいものは積極的に取り入れてください。
まず知る、そして行動すること
認知症協会では、
36の穴を埋める前の、36の穴が開かないうようにする方法を研究し発信していきます。
まずは知ることが最大の予防になります。
予防といえばあやしいものも多いですが、より確かなものを紹介していきます。
独自にDPR認証というかなり厳しい認証審査も行なっています。
皆さまの参考になれば幸いです。
まずは「知る」ということも含めて、下記の書籍もオススメしています。
期間限定無料ですのでぜひご覧ください。