黄金のターメリックラテで認知症予防

認知症予防レシピ

認知症予防レシピ〜黄金の豆乳ラテ〜おいしい飲み物で手軽に認知症予防!

前回の記事、

インドの人はアルツハイマーになりにくい?!その秘密の粉で料理をしました。

が思いのほか反響が大きかったので、

その他にも認知症予防の魔法の粉ターメリックを使った認知症予防レシピを紹介したいと思います。

黄金の豆乳ラテを作ってみました!

ターメリックの使い方ってあまりピンときませんよね。

ターメリックが入っている料理もカレーや本場のインド料理くらいしか思い浮かばないかと思います。

ここでは簡単に生活に取り入れやすいようなレシピを紹介します。

まずはターメリックについておさらい。

カレー粉の黄色いスパイスの中の1つのターメリックに含まれているクルクミンは、

ポリフェノールの一種で認知症予防に効果があるといわれています。

そもそもクルクミンは認知症の発症予防に欠かせない「フェルラ酸」が2個くっついたような格好をしています。

なのでこのターメリックのおかげで、認知症の発症が予防されている可能性があります。

クルクミンは、抗酸化作用が高く、

アルツハイマー型認知症の原因物質とされるアミロイドβの脳内への蓄積を防ぐ効果があるといわれています。

動物実験レベルでは、アルツハイマー病変が減っていくというデータもあります。

黄金の豆乳ラテは、豆乳で作っているところがポイントです!

ターメリックの中に含まれる成分のクルクミンは、

体内への吸収率が悪いことで知られていますが、脂溶性なので油と一緒に摂取すると吸収されやすくなります。

また、大豆に含まれる大豆レシチンと一緒に摂取しても、その乳化作用と膜透過作用により小腸より吸収されやすくなります。

《クルクミンの働き》

・抗酸化作用

・抗炎症作用

・肝臓の保護作用

・消化を助ける作用

・美肌効果

・関節リウマチの改善を助ける作用

・胆汁分泌を促進作用

《大豆レシチンの働き》

大豆レシチンの大きな特徴は、卵黄や肉類等由来のレシチンと異なりコレステロールを含みません。

・乳化作用(血中のコレステロール・中性脂肪を溶かして血液の流れをスムーズにします。)

・肝臓機能を助ける効果

・脳機能の維持・改善効果

クルクミンとレシチンの組み合わせは効果絶大!

そして、クルクミンと大豆レシチンの組み合わせは、さまざまな疾患の改善と予防が期待できるといわれています。

・コレステロール値を下げて動脈硬化性疾患の予防効果がある。

・神経細胞を活性化するため、自律神経失調症、不眠症、神経痛などを回復させる働きが認められている。

・シワ、シミができるのを防ぎ、若々しい肌を保つ。

・脳の細胞の老化を抑制して、認知症予防と改善が期待できる。

・胆汁分泌が促進されることによって体内のコレステロールや中性脂肪が減るので、ダイエット効果が期待できる。

ターメリック(ウコン)と聞くと、カレーと二日酔いというイメージで、

勝手に味も香りも癖が強いと思い込んでいる人は多いのではないでしょうか?

私自身、以前は好きなカレーを作るときも、自分で適当にスパイスを入れて作っているのですが、

全然ターメリックの量や効能については考えていませんでした。

それがふと思い立ってターメリックライスを作ってみたら、ほとんど癖がなく食べやすいのにビックリ!!

もっと手軽にターメリックを。ということでターメリックラテがおいしそうだったので作ってみることにしました。

実践!黄金の豆乳ラテ!

【材料】

無調整豆乳   180cc

ターメリックパウダー  小さじ1

てんさい糖  ティースプーン1杯

【丁寧な作り方】

①鍋に無調整豆乳以外の材料を入れる。(まだ火はつけない)

②①に少しずつ無調整豆乳を入れていきダマにならないように練る。

③無調整豆乳を全て入れたら、豆乳を沸騰させないように弱火~中火で温める。

④出来たターメリック豆乳ラテをカップに注いで、ミルククリーマーで泡を作る。(泡を作る時にラテが飛び散ることがあるので気をつけてください)

【雑な作り方】

①鍋に材料を全部ドバッと入れる。

②無調整豆乳を沸騰させないように弱火~中火で温めながら、ダマにならないようにミルククリーマーでグルグル混ぜる。

③出来たターメリック豆乳ラテをカップに注ぐ。(泡が鍋に残りやすいので、その時はスプーンで泡をすくってのせてください)

※ミルククリーマーがない場合は泡立て器でもOK。

【飲んだ感想】

色は、コーンクリームスープのような優しい黄色です。

味は、スパイス感はありますが優しい味でカレーっぽさはありません。毎日飲んでも大丈夫なくらい飲みやすかったです。

今回は、てんさい糖を入れましたが入れなくても飲めそうだったので、次回は甘みなしで作ってみようと思います。

・無調整豆乳は、ミルク、アーモンドミルク、ライスミルク、ココナッツミルクなどでもOK。

・お好みで、カルダモン・シナモン・生姜・黒胡椒などを入れても、色んな香りと味が楽しめると思います。

・甘みも、ハチミツ、メープルシロップ、アガベシロップなどお好きなものでOK。もちろん、入れなくてもOK。

※ハチミツは熱に弱く、45~65℃で成分が変化してしまったり酵素が壊れたりするので注意してください。

ターメリックについて詳しくは、

インドの人はアルツハイマーになりにくい?!その秘密の粉で料理をしました。

を参照ください。

  • この記事を書いた人

山根一彦 医学博士

一般社団法人認知症協会理事。徳島大学大学院医科学教育学部卒。医学博士。 生体防御・感染症代謝を専門とし、ミトコンドリアの活性化、インフルエンザの重症化等を研究。第一三共ヘルスケア株式会社、SBIアラプロモ株式会社など、複数の大手製薬企業で商品の開発・改良に参加。知財として価値の高い複数の特許を取得。 2017年、認知症協会理事に就任。以後、認知症予防に関する講演・執筆活動を行う。2018年より一般の読者向けに無料メール(LINE)マガジンを開始し、現在の購読者は80,000人超え。著書「認知症にならない最強の食事」。

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