発芽玄米とミックスベリーのスムージーで認知症予防。レシピ公開中。

認知症予防レシピ

認知症予防食材、玄米を手軽に食べる!発芽玄米とミックスベリーのスムージー

認知症予防食材として有名な玄米ですが、少し食べにくいイメージがあります。

今回はスムージーにすることで、食べにくい玄米を美味しくデザート感覚でいただきます。

発芽玄米が認知症予防になる新たな発表

2018年の記事になりますが、国立循環器病センターから発芽玄米が脳内物質「BDNF」の産生を増やすことをマウスの実験で確かめました。

「BDNF」は、脳由来神経栄養因子とよばれるたんぱく質の一種で、BDNF産生量が増加すると虚血性脳卒中への抵抗性や記憶力が高まり、またうつ症状が軽減することがわかっています。

BDNFを脳血管疾患や認知症の予防に活用する研究も行われているそうです。

BDNFは、腹八分目の食事と適度な運動で増えるということがわかっていますので、これらの生活はまず認知症予防になると考えていいでしょう。

さらに発芽玄米には、GABAや、「γ(ガンマ)‐オリザノール」「フェルラ酸」「食物繊維」「玄米乳酸菌」「ビタミンB1」などが含まれており、認知症予防食材といえます。

発芽玄米とミックスベリーのスムージー

【材料】

発芽玄米  50g

冷凍ミックスベリー  50g

有機無調整豆乳  150cc

てんさい糖  大さじ1

  5個

【作り方】

①発芽玄米は炊いてあら熱を取っておく。

②材料を全てミキサーに入れて、好みのなめらかさになるまで撹拌する。出来上がり。

認知症協会が考える認知症予防レシピ。

※甘さはお好みで調節してください。

※発芽玄米は、玄米でもOKです。

氷の数もお好みで調節してください。

~レシピで使った食材の認知症予防豆知識~

《発芽玄米》

玄米を水に浸してわずかに発芽させたものが発芽玄米です。

発芽の過程で「GABA(γアミノ酪酸)」が増え、認知症や抗がん作用があると言われています。

また、発芽玄米は米アレルギーとなるアレルゲンが白米や玄米と比べて低減化されているので、軽度の米アレルギーの方は食べられる可能性があります。

《豆乳》

良質なたんぱく質が豊富で、悪玉コレステロールを下げるリノール酸や大豆サポニン、骨粗鬆症を防いでくれるイソフラボンなどをも多く含んでいます。

《いちご》

露地栽培の旬は5~6月です。

ビタミンCが豊富な果物の女王。

いちごは、ヘタがしなっていない新鮮なもの、赤くツヤがあってつぶつぶがくっきりしているものを選びましょう。

いちごにたっぷり含まれているビタミンCはコラーゲンの働きを助けるので美肌効果があり、免疫力も高めるので病気の予防にもなります。

《ブルーベリー》

旬は6~8月です。

アントシアニンで人気のあるフルーツ。

皮の色が濃くてハリがあり、白い粉のついているものを選びましょう。

アントシアニンには目の網膜視細胞で光を伝達するロドプシンの再合成を促進して、目の疲労を回復し視力を改善する効果があります。また、アントシアニンはポリフェノールの一種で活性酸素を抑制する効果もあります。

抗酸化作用のあるビタミンEも豊富に含まれているので老化予防にもなります。

《ラズベリー》

国産のものは6~9月が旬です。

ラズベリーに含まれているラズベリーケトンには脂肪燃焼効果ぎあるといわれています。2002年にカネボウが発見したもので、その効果は唐辛子に含まれているカプサイシンの約3倍だそうです。

また、ポリフェノールやビタミンEが豊富なので非常に高い抗酸化作用を持っています。様々な生活習慣病や老化防止、アンチエイジングに適しています。


認知症協会では、医学博士、薬剤師、管理栄養士、シェフ、主婦等、各種専門家の意見を取り入れながら認知症予防レシピを試行錯誤で作っています。

認知症予防の知識とともにお役立てください。

今だけ無料の書籍も是非読んでみてください。

  • この記事を書いた人

山根一彦 医学博士

一般社団法人認知症協会理事。徳島大学大学院医科学教育学部卒。医学博士。 生体防御・感染症代謝を専門とし、ミトコンドリアの活性化、インフルエンザの重症化等を研究。第一三共ヘルスケア株式会社、SBIアラプロモ株式会社など、複数の大手製薬企業で商品の開発・改良に参加。知財として価値の高い複数の特許を取得。 2017年、認知症協会理事に就任。以後、認知症予防に関する講演・執筆活動を行う。2018年より一般の読者向けに無料メール(LINE)マガジンを開始し、現在の購読者は80,000人超え。著書「認知症にならない最強の食事」。

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