キノコで認知症予防。えのき茸の佃煮。

認知症予防レシピ

キノコは認知症予防食材!えのき茸の佃煮を常備しよう!

認知症予防に対するキノコのパワーは昔から注目されています。

認知症予防に必須の成分を持った幻のキノコ、「ヤマブシタケ」とは?

にも書いていますが、

キノコの中のある種には、認知症予防効果があると研究報告されている成分を含むものもあります。

ですが、そのような特定のキノコでなくても、

キノコの摂取率が高い人は認知症の発症率が低いとする東北大学の研究の示すように、

認知症予防に大切なβ–グルカンや、グルタミン酸、GABA、ミネラル、ビタミン類などの栄養素をいろいろと持ち合わせたマルチ食材といえます。

今回は、そんなキノコの中で、ビタミン類と食物繊維が豊富で、しゃきしゃきとした歯応えが脳を刺激するえのき茸を美味しく食べるレシピを考えてみました。

えのき茸の佃煮

カサ増し料理やダイエットメニューやお鍋など色々な料理で大活躍なえのき茸。

しゃきしゃきとした食感がたまには歯に挟まってなかなか取れないニクいやつですが、これは食物繊維なので良しとして、

えのき茸はダイエットだけでなく実は生活習慣病や認知症などの改善予防の効果が期待されています。

【材料】

えのき  1株(200g)

醤油  大さじ2

みりん  大さじ1

  大さじ1

【作り方】

①えのきを小さく刻んでほぐしておく。

②フライパンに材料を全て入れて中火で炒める。汁気がなくなって、とろみが出てきたら出来上がり。

~レシピで使った食材の豆知識~

《えのき茸》

栽培ものなので特に旬はなく、年間を通してて出回っています。

きれいな白色をして、しっかりとかたいものを選びましょう。

えのき茸は、不溶性食物繊維のβ~グルカンが豊富に含まれています。

β~グルカンは、アレルギー症状を抑えたり、免疫力をアップさせてがんを抑制したり、生活習慣病の予防にも効果があると言われています。

このβ~グルカンを含む食材は多くありません。

ですのでβ~グルカンを摂取するには、キノコを積極的に摂取するべきです。

腸内の免疫細胞に直接働きかけますので、空腹時に食べると良いとされています。

キノコのサラダをまず食べるのもいいですね。

その他にも糖質の分解を助けるビタミンB1、活性酸素の働きを阻害して老化を防ぎ、生活習慣病の予防に効果のあるビタミンB2なども含まれています。

また、しいたけと同じように日光に当たるとビタミンDに変化するエルゴステリンも含まれています。

ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるので、骨粗鬆症の予防になります。

また、GABAをはじめとする成分が心を落ち着かせる効果もあるといわれているので、じっくり味わって食べたいですね。


キノコは認知症予防の代表的な食材と言えます。

いろいろな種類がありますので、秋にかけて美味しいキノコを追い求めてはいかがでしょうか?

  • この記事を書いた人

山根一彦 医学博士

一般社団法人認知症協会理事。徳島大学大学院医科学教育学部卒。医学博士。 生体防御・感染症代謝を専門とし、ミトコンドリアの活性化、インフルエンザの重症化等を研究。第一三共ヘルスケア株式会社、SBIアラプロモ株式会社など、複数の大手製薬企業で商品の開発・改良に参加。知財として価値の高い複数の特許を取得。 2017年、認知症協会理事に就任。以後、認知症予防に関する講演・執筆活動を行う。2018年より一般の読者向けに無料メール(LINE)マガジンを開始し、現在の購読者は80,000人超え。著書「認知症にならない最強の食事」。

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