一度に食べ切れなかった味噌汁を簡単にアレンジ!認知症予防レシピリメイク術を提案します。
以前紹介した
認知症予防レシピ〜サバ缶と白ねぎと大根のDHAたっぷり味噌汁〜
ですが、早速作っていただいた方も多く、美味しくサバ缶を食べられるという声もいただきました。
ただ、野菜も多めに入れているため、一度では食べ切れないという話もあったので、せっかくなので次の日にはリメイクをして違う料理として食べてもおもしろいだろうと考えてみました。
サバ缶のDHA・EPAたっぷりお味噌汁リメイク~イタリアン風~
【材料】4~5人分くらい
前日の残りのお味噌汁
玉ねぎ 1玉
にんじん 半分くらい
トマト缶 1缶
無添加コンソメ 1袋
ハーブソルト 適量
塩コショウ 適量
パルメザンチーズ 適量
【作り方】
①玉ねぎを一口大に切る。にんじんはスライサーで適当にスライス。
②①とトマト缶と無添加コンソメをお味噌汁の鍋に入れて火にかける。
③ハーブソルトと塩コショウで味を整える。
④器に入れてパルメザンチーズを振りかけたら出来上がり!
【食べた感想】
・あっという間に簡単にお味噌汁からイタリアンなスープに変わりました。鯖の旨みにトマトの旨みが加わってパルメザンチーズでコクも出ておいしかったです!
・オリーブオイルを回しかけたら香りが良くてもっとおいしくなる予感がしました。
・お味噌汁を多めに作っておいてリメイクしていけば、毎日一から作るよりも楽できます。内緒にしておけば、家族にも手抜きレシピだとはバレません。
・このイタリアン風スープが余ったら、豆乳や牛乳や生クリームを加えてみてください。クリーミーなおいしいスープになりますよ!
~レシピに使った食材の認知症予防豆知識~
《トマト》
トマトに豊富に含まれているリコピンという成分には強力な抗酸化作用があります。
リコピンはカロテノイドの一種で、果物や野菜などに含まれている赤い天然色素のことです。このリコピンはカロテノイドの中でも抗酸化作用が強く、βカロテンの約2倍、ビタミンEの約100倍も効力があると言われています。
抗酸化作用とは、体内で作られる活性酸素に対抗する作用です。
活性酸素は体内で細胞やDNAを傷つけ、老化を促進させたり生活習慣病やガンの原因になると言われています。
これまでの研究により、リコピンには神経保護する作用、コレステロールを下げる作用、動脈硬化予防する作用、ガンの抑制作用があることがわかっています。
そして、脳の炎症を抑制してアルツハイマー型認知症の予防に効果が期待できるそうです。
トマトに含まれているリコピンの含有量は完熟度によって違い、完熟トマトの方がリコピンが多いです。
リコピンは熱に強い成分なのでトマト缶やトマトジュースなどのトマト製品からでも摂取できます。
《玉ねぎ》
玉ねぎには、ポリフェノールの一種であるケルセチン、イオウ化合物である硫化アリルという成分が豊富に含まれています。
ケルセチンは抗酸化作用が高く、血管を強くし脳の血流を良くしてくれるので認知症予防になります。ケルセチンは茶色い皮に多く含まれていて、白い部分にはあまり含まれていません。玉ねぎの皮茶にして飲むと効率よく摂取することができます。
白い部分のケルセチンは、太陽に干すことで増やすことができます。干し玉ねぎですね。1週間ほど天日干しすると約4倍増えるそうです。
生の玉ねぎの辛味と香り、刺激成分のもとは硫化アリルという成分です。
硫化アリルには、血液をサラサラ効果により血栓を予防する効果、善玉コレステロールを増やして悪玉コレステロールを減らす効果があり、動脈硬化や脳梗塞や心筋梗塞などを防いでくれます。これらを防ぐことは、認知症予防につながります。
玉ねぎの血液サラサラ成分をたくさん摂取するためのポイントは、
①細かく切る
②空気に15分以上さらす
③水にさらさない
また、ビタミンB1の吸収を助ける働きがあるので、ビタミンB1を豊富に含む豚肉やうなぎと一緒に食べると吸収率がアップします。
《にんじん》
にんじんは、お母さんが「栄養たっぷりで体に良いから食べなさい」と子どもによく言う野菜ですよね。
にんじんの主な栄養成分は、βカロテン、ビタミンA、カリウム、カルシウム、鉄分、リン、食物繊維などが豊富に含まれています。
βカロテンは抗酸化作用が強く、活性酸素の働きを抑制して心筋梗塞や動脈硬化を予防する効果があります。
にんじんにはβカロテンがたくさん含まれています。特に皮に多いので皮ごと食べることをお勧めします。
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