ダイエットの味方、赤カレイの煮付けで認知症予防

認知症予防レシピ

ダイエットにも認知症予防にも最適な魚、赤カレイの煮付け

皆さん魚食べていますか?

魚の栄養素といえば、サバ缶で有名になったオメガ3脂肪酸であるDHAとEPAです。

魚の脂はこのDHAとEPAが豊富で、血液の流れをよくして、動脈硬化を防ぎます。

認知症の中でも特に脳血管性認知症は、血流が大事ですし、アルツハイマー型認知症も生活習慣との相関性が強く認められています。

詳しくはこちらの記事を参照してください。

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認知症予防にDHAとEPA。青魚に多く含まれるDHAとEPAの必要性と取り方まで徹底解説!

魚を食べる食生活は認知症予防習慣としては欠かせません。

しかしながら、その摂取量は、マグロの中トロなら3日で一切れで十分との見解もありますし、一定していません。

確かに食べ過ぎは脂質ですので体に毒にもなるでしょう。

サバ缶がいいのはDHA・EPA以外の栄養素も余すところなく摂取できるからでした。

認知症協会の考え方としては、

毎日必要十分量を摂取するのが大事ではなく、毎日少しでも摂取する方が大切だと考えます。

ですので、一見脂分の少なそうな魚でも食べないよりは食べた方がいいのです。

そして脂分の少ない魚は、高タンパク低カロリーという、ダイエットの強い味方であったり、必要な栄養素の宝庫であったりするのです。

今回は、そんな脂分の少なそうな「カレイ」の煮付けの紹介です。

実はカレイは入院食で使われる魚の上位に入る魚なんです。

それは、カレイが良質なタンパク質を持ち、新陳代謝を促し、免疫機能の活性化し、かつ胃に優しいとういう、

まさに病院食にふさわしい魚だからです。

カレイには実は何十種類もいて、今回は煮付けにしても刺身でも美味しく、カレイの中で最も柔らかい身質と言われる赤カレイをレシピに使いましたが、

クロガレイやアサバガレイも煮付けにすると美味しいですよ。

魚料理の基本、赤カレイの煮付け

【材料】

赤カレイ  2切れ

  150cc

  150cc

てんさい糖  大さじ1と1/2

醤油  40cc

ぶなしめじ  適量

大根  適量

にんじん  適量

【作り方】

①鍋に水、酒、てんさい糖、醤油を入れて火にかける。沸騰したらカレイの表を上にして並べる。野菜も一緒に入れる。

②①に落し蓋をして、初めは中火。煮立ったら弱火で10~15分ほど煮る。煮えたら火を止めて10~15分ほど味を含ませる。

③食べる前に再度火を入れて温まったら出来上がり。

~レシピで使った食材の豆知識~

《赤カレイ》

主な産地は北海道のほか、福井県、石川県、兵庫県、鳥取県、島根県、山口県など日本海沿岸や東北地方でも水揚げされています。

旬は、10~3月。冬が赤カレイ料理の食べ頃です。

目がキレイで、ヌメリがあるものが鮮度が良いです。

赤カレイの身は脂質が少なく高タンパク・低カロリーでダイエットに最適です。エンガワなどにはコラーゲンがたっぷりで、美肌や老化防止の効果があると言われています。

ビタミンB1、B2、ビタミンD、ナイアシン、タウリンも豊富に含まれています。

ナイアシンは、血行を良くして脳神経の働きを助けてくれます。

タウリンは疲労回復の効果が期待できます。


どうでしたか?

カレイの煮付けが食べたくなったでしょうか?

冬に旬を迎えるカレイ。

楽しみですね。

  • この記事を書いた人

山根一彦 医学博士

一般社団法人認知症協会理事。徳島大学大学院医科学教育学部卒。医学博士。 生体防御・感染症代謝を専門とし、ミトコンドリアの活性化、インフルエンザの重症化等を研究。第一三共ヘルスケア株式会社、SBIアラプロモ株式会社など、複数の大手製薬企業で商品の開発・改良に参加。知財として価値の高い複数の特許を取得。 2017年、認知症協会理事に就任。以後、認知症予防に関する講演・執筆活動を行う。2018年より一般の読者向けに無料メール(LINE)マガジンを開始し、現在の購読者は80,000人超え。著書「認知症にならない最強の食事」。

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