認知症の4つの種類を知ろう!
今回は認知症の4つの種類について解説していきます。
*その都度最新の情報を発信するため、繰り返しになることが多いですがご了承ください。
認知症には大きく分けて4つの種類があります。
- アルツハイマー型認知症
- 血管性認知症
- レビー小体型認知症
- 前頭側頭型認知症
です。
では1つずつみてみましょう。
1、アルツハイマー型認知症
このアルツハイマー型認知症が最も多いタイプで、認知症の約70%を占めます。
2012年時点で約462万人(2013年厚生労働省研究班の推計)いる認知症の方の約70%なので300万人以上となります。
軽度認知症障害(MCI)の方も含めると、2017年で700万人ほどになる計算です。
このアルツハイマー型認知症の特徴は、脳にアミロイドβというたんぱく物質蓄積して、老人斑と言われる染みができてきます。
その影響で脳の神経細胞が死滅し縮んでいきます。
まずが記憶を司る海馬が小さくなり、記憶障害が起こり、その後脳全体が萎縮していき、
さまざまな症状が現れます。
2、脳血管性認知症
多くの場合突然発症します。脳卒中や脳梗塞、少しの脳出血で起こることがあります。
原因が血管のトラブルによって引き起こされるものです。
3、レビー小体型認知症
レビー小体というのも異常なたんぱく質です。このレビー小体が脳にたまるために起こります。
幻覚の頻度が高いのが特徴です。
4、前頭側頭型認知症
脳の部分である前頭葉や、側頭葉が障害されて起こる認知症です。
常識から外れた行動が目立つのが特徴です。
以上、4つの認知症のタイプです。
認知症予防という観点で見ると、
罹患率の高いアルツハイマー型認知症にいかに備えていくか
が非常に大事になってきます。
認知症の原因は発症の25年も前から育っている?!
アルツハイマー型認知症の原因であるアミロイドβは、認知症という自覚、他覚症状が発症するはるか前から脳内にたまり始めています。
25年ほどかけて少しずつ溜まっていき、軽度認知症の段階でもかなりのアミロイドβがたまっていることがわかっています。
現在では、軽度認知症の段階で気付いた時点でしっかりとした対策を行えば、認知症の発症を防げる可能性が示唆されています。
なぜなら、認知症では脳の神経細胞の多くが死滅していますが、
軽度認知症の場合は神経細胞は死滅せず残っているのです。
神経細胞がそれ以上弱くならないようにすることが大切です。
それによって認知症の発症を防ぐことに繋がります。
もう一度言います。
早期の対策、40代からの対策で、認知症の発症確率を抑えることができるのです。