認知症予防に効果的な飲み物とは?抹茶に一手間で認知機能を改善!
著書「認知症にならない脳の作り方」でも述べていますが、認知症の原因は一つではなく、
様々な要素と加齢も加わって着実に進行していくものです。
だからこそ認知症の予防方法はたくさんのアプローチの仕方がありますが、
もっとも大事な要素かつアプローチしやすい予防方法の一つに日々の食事による認知症予防対策があります。
認知症協会では、できるだけ根拠があり、かつ取り入れやすい方法を紹介します。
認知症を撃退!抹茶レモンの作り方
今回は、「ゆほびか」2018年9月号に”認知症を撃退!抹茶レモン”という記事が出ていましたので紹介します。
まず、抹茶レモンとはその名の通り、抹茶にレモンを加えたものです。
作り方は、抹茶か茶葉を粉末にしたものに蜂蜜等で甘みをつけ、レモンの輪切りを乗せるというシンプルなものです。
実際に作ったものがこちらです。
味は、苦味の中に酸味があり、すごくさっぱりと飲みやすいです。
抹茶レモンが認知症予防に効果的な飲み物である理由
ではこの抹茶レモンがどのような理由で効果的かを簡単に説明していきます。
「カテキン」で認知症の原因の一つである活性酸素を除去!
医学博士であり日本薬科大学学長の丁宗鐵先生によると、まず抹茶には、有名な「カテキン」が含まれています。
このカテキンには、活性酸素を除去してくれる働きがあります。
活性酸素は、体にとって認知症の進行やがん細胞を増やしたりと、悪い影響を及ぼすものですが、このカテキンは抗酸化力の強い物質なのです。
さらにレモンの「ノビレチン」で認知症の発症を予防する
さらに、レモンの皮に含まれる「ノビレチン」というポリフェノールには、脳の記憶機能を改善して認知症の発症を遅らせる効果があることがわかっています。
脳のゴミであり、認知症の中で最も多いアルツハイマーの原因物質の一つのアミロイドβ。
ノビレチンには、なんとこのアミロイドβの沈着を減らすという働きがあるという研究結果も出ているそうです。
抹茶の「サポニン」との交互作用で認知症予防効果を最大限に!
さらにさらに、抹茶をかき混ぜた時「サポニン」という成分のおかげで泡立ちます。
このサポニンは、レモンの皮のノビレチンが溶けだすのを助けるんです。
丁先生は、朝一番に体を冷やさないように常温の抹茶レモンを勧めておられます。
なるべく出来立てで、レモンは農薬まみれのものは避ける。
抹茶レモン、ぜひ試して見てください。
認知症予防は早過ぎるということはありません。
日々の生活に認知症に対する知識を活用して、取り入れやすいものを取り入れましょう。
認知症予防に効果的な飲み物、「抹茶レモン」まとめ
・抹茶のカテキンは活性酸素を除去してくれる。
・レモンの皮に含まれるノビレチンはアミロイドβの沈着を減らす働きがある。
・抹茶のサポニンはノビレチンの吸収を促進する。
・レモンの代わりに他の柑橘類を使っても良い。