認知症予防レシピ。小松菜といちごのスムージー

認知症予防レシピ

認知症予防レシピ〜いちごと小松菜とバナナのスムージー〜

小松菜は”生”で食べよう!いちごにはストレス解消効果も!まとめてスムージーにしてみました。

今回は、小松菜と果物を合わせてスムージーにしてみました。

小松菜はアクの原因のシュウ酸が少ない野菜です。

シュウ酸は、カルシウムと結合して尿路結石の原因である「シュウ酸カルシウム結石」を作ります。

尿路結石を起こしやすい方で、その原因がシュウ酸カルシウム結石である場合は、

ほうれん草より小松菜を食べると良いでしょう。

ベリー系も認知症予防に効果的と言われています。

〜いちごと小松菜とバナナのスムージー〜

【材料】3~4人分

冷凍オーガニックストロベリー  20個

有機無農薬小松菜  3株

オーガニックバナナ  小3本

オーガニック無調整豆乳  550ml

【丁寧な作り方】

下準備:バナナを一口大に切って冷凍しておく。(一口大に切っておくのはミキサーを回りやすくするためです。切らずに冷凍してもいいですが、冷凍した後に切るのは大変なので先に切っておくのがおすすめです)

①小松菜(手で適当にちぎる)、無調整豆乳をミキサーに入れてスイッチON。

②冷凍バナナ・冷凍オーガニックストロベリーを入れてスイッチON。

全部が混ざってなめらかになったら出来上がり!

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【雑な作り方】

下準備:バナナを一口大に切って冷凍しておく。(一口大に切っておくのはミキサーを回りやすくするためです。切らずに冷凍してもいいですが、冷凍した後に切るのは大変なので先に切っておくのがおすすめです)

①材料を全てミキサーに入れてスイッチON。滑らかになるまでガーッと攪拌。

全部が混ざってなめらかになったら出来上がり!

【飲んだ感想】

・今回のレシピは子どもでも飲みやすいように小松菜少なめ、いちご多めで作ってみました。

・いちごミルクみたいな感じでいちごの香りが良く、とってもおいしかったです。いちごをたっぷり使いましたが酸味はなく、バナナといちごの優しい甘さでおすすめです。

・小松菜はアクが少なくて青臭さも少ないし認知症予防にもなるからと思い、大量(6~7株)に小松菜を使って小松菜スムージーを作ったことがあるのですが、いくらアクが少ないといっても大量だと青臭くて飲みにくくて大失敗をしたことがあります。味を整えるのにとっても大変だったので、小松菜の入れ過ぎには注意してください。。。なんでも、ほどほどにバランスよくが大事ですね!

※レシピでは無調整豆乳を使用していますが、調製豆乳・牛乳・ライスミルク・アーモンドミルクなどでもOKです。

※ミキサーはバイタミックスを使用していますが、普通のミキサーでも作れると思います。その時は【丁寧な作り方】で材料を少しずつ加えていくと良いと思います。

~レシピに使った食材の認知症予防豆知識~

《小松菜》

小松菜には、βカロテン・ビタミンB1・ビタミンC・ビタミンE・カルシウム・カリウム・マグネシウム・鉄・銅・葉酸・食物繊維など、たくさんの栄養が含まれています。

小松菜はアクの原因であるシュウ酸が少ないので“生”で食べられるのが大きな特徴です。

ビタミンC・カルシウム・カリウムなどの栄養をしっかり摂るには、今回のように“生”で小松菜を使うスムージーや流れ出ても大丈夫なスープがおすすめです。

ビタミンCは、皮膚や血管の老化を防ぐ効果があるといわれています。また、免疫力を高めたり抗酸化作用もあります。

ビタミンEは、新陳代謝を活発にさせたり、女性ホルモンのバランスを整えたり、身体の中の活性酸素を除去する働き、老化の主な原因とされている過酸化脂質が作られるのを防ぐ働きなどがあります。

ビタミンCとビタミンEを一緒に摂取する事が認知症予防にベストな組み合わせという研究結果もありますが、小松菜にはビタミンC・Eの両方とも含まれています。

《いちご》

ベリー類をたくさん食べる女性は、認知機能低下のリスクが低いそうです。

研究によると、いちごやブルーベリーなどのベリー類にはフラボノイドという成分が豊富に含まれています。フラボノイドには、抗酸化作用と抗炎症作用があり、認知機能に悪影響を及ぼす可能性のあるストレスや炎症を軽減させる効果があります。

ベリー類なら好きな人も多いと思うので、おいしく楽しく認知症予防ができそうですね。

《豆乳》

豆乳などの大豆製品には、大豆サポニンや大豆レシチンという成分がたくさん含まれています。

大豆サポニンは、抗酸化作用がありコレステロールを低下させて動脈硬化や高血圧を予防する効果があるといわれています。動脈硬化や高血圧、高脂血症は認知症の一因になると言われているので、認知症予防に最適な成分です。

大豆レシチンは、血管を若々しく保ったり、脳の情報伝達をスムーズにして記憶力を高める効果があります。

《バナナ》

総務省統計局の調べによると、日本国内で1番食べられている果物は、りんご・みかんなどを抑えてバナナが連続1位だそうです。そのぐらい人気の高い果物です。

バナナは、ビタミンB1・B2やナイアシンなどビタミンB群を豊富に含んでいます。これらのビタミンB群が足りないと血糖値が下がりにくくなります。そして、余った糖は体内のたんぱく質と結合して老化を早める原因物質となってしまいます。

また、糖尿病は認知症の一因になるといわれているため、糖尿病を予防するすることは認知症予防につながります。

  • この記事を書いた人

山根一彦 医学博士

一般社団法人認知症協会理事。徳島大学大学院医科学教育学部卒。医学博士。 生体防御・感染症代謝を専門とし、ミトコンドリアの活性化、インフルエンザの重症化等を研究。第一三共ヘルスケア株式会社、SBIアラプロモ株式会社など、複数の大手製薬企業で商品の開発・改良に参加。知財として価値の高い複数の特許を取得。 2017年、認知症協会理事に就任。以後、認知症予防に関する講演・執筆活動を行う。2018年より一般の読者向けに無料メール(LINE)マガジンを開始し、現在の購読者は80,000人超え。著書「認知症にならない最強の食事」。

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